鍛金·ヘラ出しなど、古来の板金加工技術を再認識

摘要

伊勢神宮内宮を取材させていただきました。事前に神宮司庁広報室の許可を得て、撮影場所を厳守するよう指示された以外は比較的自由に取材することができました。 訪れた日はあいにくの雨模様。昨年5月の伊勢志摩サミットで、ホスト役の安倍首相が海外の首脳を迎えた鳥居から宇治橋方向を見ると、霜がかかって、神秘的な雰囲気が漂っていました。五十鈴川を渡り、大御祖神といわれる天照大御神が奉られる皇大神宮（正宮）までの参道の玉砂利も雨に滞れ、心まで洗われる気持ちになりました。正宮へ向かう途中の神楽殿では、楽師の稽古中なのか笠や横笛、撃や鉦鼓と思われる音色も聞こえ、よいものが聞けた巡り合わせを悦びました。 そして皇大神宮前の石段にやってくると檜の素木で造営された社殿が雨に濡れ、霞hでいました。深遠な木立に鎮まる社殿はとても荘厳でした。