コンセプトを売る会社に－C1AJで生産性とともに発想力も高める

摘要

同社の系譜を見ると、創業は大正年間とある。現社長の曽祖父である亀山由吉氏が亀山刃物製造所を開設しポケットナイフの製造を開始、近隣の関市の刃物製造技術を基盤に新製品を開発し海外へも販路が広がった、という。2代目の亀山鋭三氏は、戦後の食糧事情改善の社会的気運を捉え農機具生産に着手、1949年には国民の足となるバス部品の製造に進展していく。1981年に現在地の各務原へ移転、3代目社長、高井紘司氏の時代に板金分野を広げ、現在の主要3社の得意先から工作機械カバー·電力機器（断路器）部品などを受注している。2015年2月に現社長の高井史樹氏が4代目に就任、入社前の異業種での経験をフルに発揮、新しい製造業の価値を見出していこうとしている。