活況の海外市場を目指す鉄道関連メーカー：2012年度以降の国内市場は新幹線需要の落ち込みにより低迷

摘要

国内の車両メーカー各社は、グローバルコストだけでなく、「バイアメリカン法」に代表される現地現品を優遇する法律にも対応しなければならず、適地通産·地産地滑を進めようとしている。しかし、現地のサプライヤーから、日本メーカーが求める品質·コストで部材を調達するのは難しいことが多い。そこで国内のサプライヤーに海外進出を促したり、コスト重視で発注先を振り替えるといった事態も起こっている。堅調とされてきた鉄道車両業界だが、生産台数の減少と低コスト対応のダブルパンチ、そして海外進出と、板金サプライヤーは厳しい対応を迫られている。