企業再生を懸けて工程統合マシンC1を導入：将来ビジョンが明確になり社員のモチベーションが向上

摘要

日本最初の通貨は約1300年前、秩父帝黒谷で採掘され、精錬された銅で鋳造された和銅開珎。地元の聖神社ではこの都岡開珎を模したレプリカをお守りとして参拝客に提供している。この実寸大のレプリカの製造を長年担当してきたのが田口製作所。古代から精錬技術と加工技術を育hできたモノづくりの里で、同社は1962年に創業。創業者の田口一雄社長は叩き上げの鍛冶職人だが、1972年にはNCパンチプレスを導入し薄板板金加工分野を手がけるようになった。既に他界された夫人が営業を担当、持ち前のバイタリティーで単発を拡大してきたが、バブル崩壊後は事業を維持するのは厳しい状況だった。