光映像信号受信器内蔵PON/ONU光トランシーバ

摘要

米国ではCATV（ケーブルテレビ）の普及率が非常に高く，2003年のNCTA (National Cable ＆ Telecommunications Association)発表によると施設数約10,000，加入者数約7,300万，テレビ所有世帯数に対するケーブルテレビ加入者数の割合は約68％，ホームバス（ケーブルテレビが視聴可能な世帯数）は約95％という普及率を示している。 言い換えると，米国ではケーブル事業者仁よる映像の多チャネル配信が一般的である。 一方，光アクセス網によるトリプルプレー（音声，インターネット，放送）サービスの提供計画を発表する通信事業者も出てきている．たとえばSBCやVerizonが2004年6月のスーパーコム2004でFTTH (Fiber To The Home)に対する投資計画を発表したこともありFTTH普及促進が期待される。 こうした中PON (Passive Optical Network)で映像等の多チャネル配信を実現するための基本方式がITU-T G983.3により標準化され，我々はこれに準拠したONU (OpticaI Netvvork Unit：光通信ネ、ソトワークの加入者側端末）を開発した。 （従来のONUトランシーバに光ビデオレシーバを内蔵したものであるが，簡単のため以降の説明ではVideo-ONUと記す）これは1ファイバで双方向通信をするトランシーバである。