自動判定機能を備えた接地設備評価シミュレータの導入

摘要

NTT東日本技術協力センタでは,雪による年間150件程度の通信設備の被害に対する故障相談を受けています.被害を受ける設備は通信センタビル内からアクセス区間,お客さま端末まで多岐にわたっています.その中でfc通信センタビルでの雪による故障は,大規模な通信障害につながるため,安心?安全な通信サービスの提供に向けて確実な対策が必要です.この通信センタビルでの雷害を抑制するためには,ビル内の接地構成の適正化を図ることが重要です.技術協力センタでは,通信セン夕ビル全体の接地および接地線を含めたすべての既存配線(給電線,通信線)を見える化し,最適化することをサポー卜するツールを開発し,現場作業の効率化を支援しています.