そら豆

摘要

大学時代の友人からサャ入りそら豆が送られてきた。十数年前から近くの畑を借りて野菜を栽培している人だ。今年は自慢できるそら豆ができたので送る、という書状が添えられていた。鮮やかな緑色のサャを観察すると、表面に生えているうぶ毛がビ口ードのよ、つに見える。サャを開いてみると白くて軟らかな綿が豆を大切そうにリ」み込んでいて、見ただけで気持ちがほんわりと優しくなるのを感じる。そら豆はカヮイイ。サャの形も色も、"を包み込む綿も、豆の形も色もすベて、文句のつけ所がない。私はそら.いiの大ファンなのである。我が家でもテラスで育てたことがあり、その時知ったことなのだが、サャは空に向かって伸びるので、その名は「そら豆」。なんと素敵な名付け方！そう、私はその名前の由来についても深く感動したのである。残念ながら我が家で育つたそら豆は自慢できるような立派なものではなかったが、生で食べるとおいしかつた。サャから出して皮をむき、ブルーチーズをつけて食べる。この食べ方はレバノン料理屋の前菜として登場したもの。生のそら豆を食べるの？と怖じ気付きつつ食べたのだが、とてもおいしかったので、真似しているとい^わけ。しかし、新鮮じやないとおいしくない。