漢方処方名ローマ字表記法Standard Kampo Formula Nomenclature

摘要

「漢方処方名のローマ字表記法」プロジェクトは，2つの背景の下に開始された。 　 第1に，WHO International Drug MonitoringCentreであるUppsala Monitoring Centre（UMC，http：//www.who－umc.org/）は，2002年から"herbal medicine"prqjectとして世界中のherbal medicineのATC分類（Anatomical,Therapeuticand Chemical classification）プロジェクトを開始した。 "HATC"プロジェクトとも称される。 このプロジェクトの一環として，日本の漢方処方さらに生薬のATC分類を要請された。 現在，約300万件の副作用情報が収載されているUMCの"Vigibase"databaseに，世界中で使われる日本の漢方薬などの副作用情報が収載される際にこのATCコードが用いられることになる。 このATCコードをUMCに送るにあたって，漢方処方のローマ字表記を決定する必要がある。