腸内ガス?腹部膨満

摘要

近年，消化管分野の内視鏡診断や治療技術の 進歩は著しぐ特に早期癌の診断?治療において は目覚ましいものがある.しかしその一方で，内視 鏡所見では異常がないにもかかわらず，腹痛や腹 部膨満などさまざまな腹部症状を訴える患者も多ぐ その診断.治療に閨しては難渋することが多い. 内視鏡分野では世界トップレベルのわが国も，これ らの領域では残念ながら「後進国」と言わざるを えない.「内視鏡では捉えることのできない」腹部 症状の診療をしっかりと行えるかが.今後わが国の 臨床医に切に求められる.