不随意運動

摘要

不随意運動を分類するためには，問診，神経 所見の診察を詳細に行うとともに，観察により 運動の特徴を捉えることが重要となる.運動が 一過性で特殊な環境でしか出現しない場合もあ るため，ビデオで記録するとよい.客観的に評 価することができ，運動が消失した後でも，上 級医や神経内科専門医に相談することができ る.その際には必ず患者の同意を取得する.ま た，ほとhどの不随意運動が精神的ストレスで 悪化する.このため，心因性の要素を完全に否 定することはできず，心因性要素が不随意運動 を悪化させているのか，心因性疾患のみである かは常に注意しながら診察すベきである.