山形大学工学部応用生命システム工学科，大学院理工学研究科応用生命システム工学専攻

摘要

山形大学工学部用生命システム工学科および大学院理工学研究科庙用生命システム工学専攻は，コンピュータ科学とエレクトロニクスという手段を介して，生命科学へアプローチすることを目的に2000年4月に，電子情報系学科/専攻の中のひとつとして設立されました.曰々の健やかな暮らしを機械的に支援するための福祉ロボット技術，健康管理ゆ疾病予防のために必要な医療情報技術など，直接的に人々の生活をサポ一卜する麻用技術の開発だけにとどまらず，それらの技術開発の基礎となる生体内でのミクロな現象の解明に関する研究までを対象にしています.研究分野は，バイオロボテイクス， 脳科学，バイオインフォマティクス·生物物理，生体医工学，生体物理計測に大別され，電気，機械， 情報，物理工学などさまざまなバックグラウンドをもつ研究スタッフが，教育·研究に従事しております.現在，学部学生定員は1学年Aコース60名，Bコース（夜間主コース）マ名.大学院博士前期課程定員は23名です.本稿では，この中からとくに医用工学に近い研究分野の3研究室を紹介します.