自動車用ランプ、小糸製作所がインド合弁を完全子会社化、スタンレー電気はHellaのフィリピン子会社を買収

摘要

アジアでは、インドやパキスタン、フィリピンなど、今後の成長市場と目される国において、日系の自動車用ランプメーカーが資本投資を拡大している。インドでは、小糸製作所が2019年末に、従来の地場との合弁会社の完全子会社化に踏み切った。パキスタンおよびフィリピンでは、スタンレー電気が2019年に、いずれも現地の既存のランプ生産会社の株式を取得する形で両国参入を実現。日系ランプメーカーによる、新興国での生産体制強化に向けた投資加速が顕著となった。