足踏み式潤滑剤供給装置の考案·試作

摘要

内視鏡の感染対策は，スコープ本体，処置具のみならず，周辺機器·環境の感染対策が重要であるが，盲点になりや耳いため十分な配慮が必要である．周辺機器を汚染された手袋で不用意に接触すると，次の検査時に接触による交差感染を起こす可能性がある．現在，我が国で使用されている内視鏡用潤滑剤はすべてチューブ式であり，用手的に潤滑剤を圧出しスコープに塗布するものである．通常検査では，検査開始前に潤滑剤必要量を圧出·塗布し使用すれば特に問題はないが，挿入困難例等では，潤滑性が不十分となり，潤滑剤の追加塗布が必要となることがある．