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摘要

プライマリアウトカムは経過観察群で193/212例(91%),早期カルディオバージョン群で202/215例(94%)に認められた(群間差ー 2.9%, 95%CI —8.2?2.2,非劣性に対してp=0.005)。経過観察群では150/218例(69%)が48時間以内に自然に洞調律化し,61例(28%)がカルディオバージョンにより洞調律化した。早期カルディオバージョン群では36/219例(16%)が介入前に自然に洞調律化し,171例(78%)がカルディオバージョンにより洞調律化した。4週間のフォローアップ期間に遠隔モニタリングを行った患者では,心房細動の再発を経過観察群で49/164例(30%),早期カルディオバージョン群で50/171例(29%)に認めた。4週間の間に心血管合併症は経過観察群で10例 早期カルディオバージョン群で8例に認めた。有症状の心房細動で発症後36時間以内に救急外来を受診した患者に対して48時間の経過観察後にカルディオバージョンを計画する方法は,早期にカルディオバージョンを行う方法と比較して4週間後の洞調律化を得るのに非劣性であった。