当科における補聴器外来5年間の老人性難聴患者の検討

摘要

当科補聴器外来は耳鼻咽喉科医師?言語聴覚士?認定補聴器技能者により構成され週1回行っている。 耳鼻咽喉科一般外来にて補聴器適応と考えられた難聴者に対して聴覚機能検査を行い、適合する補聴器を 選択し試聴、調整をして貸し出す。貸出期間は最長3ヶ月程度とし、その間の本人の装用感、補聴器装用 下での聴力検査を参考に調整、貸出を繰り返し、最終的に本人の主観的評価により購入を決定する。今回 我々は過去5年間に当科補聴器外来を受診した老人性難聴の新規試聴患者について検討を行った。