ニューヨーク国際自動車ショー2006－ニューヨークに日本の風が吹く：インフィニティ G35

摘要

「現行G35からのスーパー·エヴォリューション」と，長谷川浩PCD（プロダクトチーフデザイナー）は告げる．プラットフォームは基本的に現行モデルの改良版．フロアを下げるなどしたとはいえ，ホイールベースは変わらず，パッケージングにもめだった変更はない．「だからデザインだけ革新しようとしても，スタイリングで終わってしまう」というのが，正常進化型のモデルチェインジを求めた一つの背景だ．アーチを描くルーフラインやL字型のリアランプは，現行G35から引き継ぐデザイン·キュー．おかげでひと目でそれとわかるが，進化の幅も一目瞭然だ．全高を20mm下げ，全幅を20mm広げたおかげで，まずスタンスにスポーツセダンらしい安定感が増した．