セス実験棟で量産手法磨く 有機合成技術を横展開

摘要

の発展に向けた土台づく りの期間と位置付ける現中期経 営計画は製品の差別化、新規事 業創出を掲げる。その実現に向 け、主力事業の競争力を高める プロセス開発や川下展開、新製 品開発を加速していくことが研 究開発本部の最重要命題だ。 昨年4月に4つの研究所のう ち農薬研究所を有機合成研究所 とし、農薬研究室と有機合成研 究室がぶら下がる体制に再編し た。農薬で培った有機合成のコ ァ技術を事業全般に活用する狙 いで、有機合成研究室では高機 能材料の開発、既存製品の生産 性向上やコスト低減につながる プロセス開発に取り組む。農薬 研究室は新規農薬の候補物質の 探索に力を入れている。