毎月増える！電子工作の素：誤差2～4m！高度も深度も測れる高分解能0.01hPaの気圧センサLPS25H

摘要

仕様を表1にしますす．分解能が高いため，大気圧だけでなく標高を測定できます．標高が1m変わると約0.1hPa変化するので，高さ方向の1mの変化を検出できます．標高は，GPSで±10m程度の精度で測定できますが，建物内のエレベータで登るときの標高変化をとらえられるほど高精度ではありませh．またGPSは応答速度も遅いので，圧力センサのほうが適しています．圧力センサで標高を測定する際の問題点は，低気圧や高気圧の気象条件の影響を受けてしまうことです．そのようなドリフトをGPSで補正すれば，正確かつ高速応答の高度計ができるでしょう．本センサは低消費電力なので電池駆動して据え置きにすれば，低気圧（台風）が近づくことが手に取るようにわかります．また，スマートホンに広く採用されています．スマホにはGPSと圧力センサが搭載されているものも多く，両者を利用した高度計アプリもあります．