数値の書き入れ方：寸法記入と仕上げのテクニック

摘要

図形が描けたら，次に図15のように寸法を記入していきます．大事な長さの部分に寸法を描き入れます．手順としては以下のような流れです．（1）寸法を入れたい形状の場所から，寸法補助線を細い実線で引き出します（2）外形線から10mmぐらい離した所に両矢印の寸法線を細い実線で引きます．矢印は30°開き，約3mmの長さを目安に描くときれいに描けます．寸法補助線の間隔が6mmより狭い場合には，矢印を外側にしたり，描かなかったり，あるいは黒丸にしたりしてもよいでしょう．（3）寸法値を寸法線の上に書き入れます．水平方向の寸法は，紙面上に対して左から右へ，垂直方向の寸法は，紙面の左側が上向きに見えるように下から上へと数値を記入します．寸法値の単位は［mm］です．ただし，mmは記入しませh．インチなどmm以外の単位で記入する場合は，インチなど使用した単位を記入します．（4）直径を表すときは，頭に「￠」をつけ，直径10mmのときは￠10のように書きます．半径を表すときは，頭に「R」をつけ，半径5mmのときはR5のように書きます．角度を表すときは，寸法値の後ろに「°」をつけます．