制御が効かない！？電源レギュレータの限界点探し［昇降圧型DC-DCコンバータ編］

摘要

昇降圧型DC-DCコンバータは，降圧型と昇圧型の両方に対応する電源回路です．入力電圧が出力電圧よりも低いときは昇圧回路，高いときは降圧回路として動作します．図1は4本の乾電池を使って，5V電圧を出力する回路をシンプル化しています．コイルエ1とスイッチ（SW1，SW2），ダイオード（D_1，D_2），コンデンサC_1で構成されています．乾電池の電圧が1本あたり，1～1.6V変動するとき4本直列にした電圧は4～6.4Vの範囲で変化します．入力電圧の変化に対し，スイッチのオン·デューティDを制御することで，出力電圧が常に5Vになるようにします．