主要部品はサーミスタとCMOSゲートIC：異常温度を検知し交流電源を遮断する装置の製作

摘要

交流電源や電池電源機器などの異常発熱を検出してアラーム音を鳴らし，同時に本装置を介して供給する交流電源（最大500W）を遮断する装置を紹介します．異常時を検出すべく動作を監視することから，ウォッチドッグ装置と呼ぶことにします．交流電源がつながれていなくても乾電池で火災警報機能は常時動作し，内部センサが調整した設定温度に達するとアラーム音を発します．異常検出温度は40°C，50°C，65°Cまたは希望温度にて設定します．新たな試作機器や発熱懸念のある機器の至近距離に本装置をおいて，装置を介して交流電源を供給しておけば，異常温度監視機能により24時間万一の事態に対応します．センサ検出温度が正常温度に戻ってもリセット·ボタンを押さない限り，再び交流電源は供給されないようになっています．