PSoCマイコン活用講座：変調のしくみからスイッチングによる振幅変調の実験まで－第8回 AM送信機の製作（前編）

摘要

マイコンどうし，あるいはマイコンとホスト（PCなど）とのデータ通信は，伝送媒体で分類することにより，有線式（EIA-232やUSBなど）と無線式（無線LAN，赤外線通信など）に分けることができます．マイコンを使った工作例を見ると，大部分が有線式であり，無線式では赤外線が使われていることもありますが，電波を使った例はごくわずかです．電波を扱う場合，シリアル·ポートの場合のEIA-232ドライバ/レシーバや，赤外線通信の場合のLED，フォト·トランジスタのように簡単に送受信するためのデバイスが少なく，モジュールを用意したり，専用回路を組まなければなりませh．しかし，ケーブルが不要で，壁などの障害物があっても通信が行えることは大きな利点と言えるでしょう．