IMO自動運航船実証で暫定指針早期実用化へ環境整備

摘要

国土交通省はこのほど、国際海事機関(IMO)海上安全委員会第101回会合(MSC 101)の開催結果を公表した。自動運航船の実証試験を安全に実施するための原則などを定めた暫定指針が作成され、自動運航船の早期実用化に向けた環境がさらに整備された。また、燃料油の使用に関連する船舶の安全性向上のための暫定勧告が作成された。燃料油の安全問題への早期対応·問題解決が期待される。日本やノルゥエーなどの共同提案に基づき、自動運航船の実証試験を安全に実施するための原則などをまとめた暫定指針が作成された。これにより、リスク管理、適切な通信手段の確立などが推奨される。また、この指針により、世界各国における実証試験が効率的に実施されることとなり、自動運航船の早期実用化が期待される。