今春から8研究所体制に移行ダループ協奏で新製品

摘要

3社が統合し発足した当社のこの10年間のR&Dを洗い出した結果、シナジー発揮の道筋がみえてきた。既存の7研究所に、今年4月に統合する日本合成化学工業の研究所が加わり、8研究所体制となるが、各研究所の特色を出しながらシナジーを発揮させていく。具体的には、コアに位置づける12の技術プラットフォームのうち、生産技術が所管するプロセスを除き、共通基盤技術(デジタル材料科学、分析物性)は横浜研究所が担い、各研究所が行っている分子設計技術(有機合成、無機合成、高分子、バイオ、触媒)と機能設計技術(配合、紡糸製膜、成形加工、複合化)の連携や協奏を促し、新製品や新技術の創出を図る。可能性は極めて大きく、すでにシナジーが発現しつつあるテーマも出てきた。