印刷系電材大手2社の投資計画、LCD向け部材などで積極投資－DNPは三原と台湾/凸版は三重と台湾でフィルター新増設-

摘要

印刷大手2社（大日本印刷＝DNP、凸版印刷）による電子材料分野への投資が活発だ。 2003年度における設備投資（連結）は、大日本印刷が750億円（前年度実績は738億円）、凸版印刷が800億円（833億円）で、おおむね期首計画通りの進ちょくで推移。 このうち4～5割を占める電材分野は液晶ディスプレイ（LCD）部材の需要拡大に対応し、両社ともカラーフィルターやフォトマスクなどの設備増強を推し進めている。 凸版印刷では、2004年1月に稼働を開始するシャープ亀山工場への供給体制整備も急がれる。