クラレ、アクリル系エラストマ-の量産技術確立～鹿島に試験設備

摘要

クラレは世界で初めてアクリル系熱可塑性エラストマーの量産技術を確立した。 鹿島事業所で7月から年産300トンのパイロット設備の操業を開始し、技術を確認するとともに、粘接着剤用ベースポリマーなどとしての市場開拓に乗り出す。 2006年の量産化を目指す。 クラレが開発したアクリル系エラストマーは、メタアクリル樹脂（PMMA）固有の特性である透明性や耐候性のほかに、ゴム弾性や柔軟性を兼ね備えているほか、製品の汚染原因となる低分子量成分を全く含まないのが特長。