丸善石化、千葉でHFC-152a設備を来春増強～アセチレン有効利用－呉羽化学向けフッ素樹脂原料供給／自社の洗浄剤向け外販拡大－

摘要

丸善石油化学は、千葉工場で来年春にHFC（ハイドロフルオロカーボン）－152a生産設備のボトルネック解消を行い、生産能力を現有の年産2,500トンから10～20％（約400トン）引き上げる。 主力ユーザーの呉羽化学工業でPVDF（フツ化ビニリデン樹脂）原料として需要が増加しているほか、洗浄剤向けエアゾールを中心に自社版売品の拡販に対応する。HFC－152aの設備増強は99年央の事業化以来初めてで、投資額は数億円規模とみられる。