テクノポリマー、ABS樹脂事業の収益基盤強化～渡邉社長に聞く－コスト削減·特殊化路線軸に／上海コンパウンドを今秋増設－

摘要

テクノポリマーが収益基盤強化を急いでいる。 96年にJSR（60％出資）と三菱化学のABS樹脂事業を統合する形で発足以来、国内最大手として基盤強化を進めてきたが、昨年は引き続くユーザーの海外移転による内需減少や原料価格高騰で事業環境が一段と厳しさを増したため、収益悪化を余儀なくされた。 こうしたなか中期的な経営計画をこのほど見直し、抜本的なコスト削減と収益性の高い特殊品の拡販を加速する方針を改めて打ち出した。