国内メーカーは中国への投資を最重視

摘要

アジアの自動車市場は2015年までに年率9～10％の成長が見込まれる一方、タイヤ市場はそれ以上の伸長が見込まれている。国内タイヤメーカー各社も現地での増産体制を早急に構築し確実なシェア獲得を目指す方針で、新増設計画を積極的に推進。大手4社はいずれも中国での投資を計画している。ブリヂストンは中期経営計画（2011～2015年）の中期経営計画において、タイヤ会社·ゴム会社として「名実共に世界一の地位の確立」を目指す方針で、特に新興国市場への取り組みを強化する。アジア各地の拠点で設備投資を推進しており、2010～2014年にかけてインド·中国·タイ·インドネシアで相次いで投資を実施する。