住友化学·松井執行役具に聞く～中計の情報電子化学部門事業戦略－情電の営業益3倍／タッチセンサーパネルは新系列検討－

摘要

住友化学は、4月から中期経営計画「Change and Innovation－for the next hundredth anniversary－」（2013～15年度）を始動した。15年度に12年度営業利益（予想）比900億円増の1，400億円を目指すもので、増加要因の合理化（800億円）と数量増等（1，400億円）が、減少要因である交易条件の悪化（マイナス950億円）と固定費増（マイナス350億円）をカバーする。情報電子化学部門は中計で、製品価格の下落などで交易条件の悪化要因にも挙げられるものの、合理化や数量増等のそれぞれ7割、6害りの創出を託される増益のかなめとなる。同部門で情報電子化学業務室部長を務める松井正樹執行役員に前中計の振り返りと現中計における展望·合理化の具体策を聞いた。