住友化学、熱可塑性エラストマーで世界4極の生産体制を構築－新拠点はPPコンパウンド設備内でシナジー創出－

摘要

住友化学は現在、オレフィン系熱可塑性エラストマー（TPO）を千葉工場と米ジョージア拠点で生産している。グローバルでの需要拡大を背景として、サウジアラビア·ラービグで新設備の稼働を2016年下期に予定しているほか、PPコンパウンドを生産する欧州拠点内（英国かフランス）で新設備の立ち上げを検討しており、世界4極体制を構築する考えだ。また、同事業は2014年7月に機能樹脂事業部の合成ゴム·エラストマー部から自動車材事業部へと移管され、主用途の自動車材用途の更なる拡大を図り、シナジー効果を高め、競争力を強化するとともにグローバル展開を推進する。