東レ、2016年度末までにCF一貫設備新設～米で土地160万m~2取得

摘要

東レは17日、2014年4月からスタートさせる新中期経営課題「プロジェクトAP－G2016」の発表会見を行い、日覺昭廣社長はこのなかで、炭素繊維原糸（プリカーサ）～プリプレグ（炭素繊維樹脂含浸シート）の一貫製造設備を新設し、2016年度末までに立ち上げることを明らかにした。東レはこのほど、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ郡に約160万m~2の事業用地を取得しており、同地で炭素繊維一貫設備を新設。さらに米国のシエール革命によるユーティリティコストの低減とそれに伴う製造業回帰、新興市場である中南米地域へのアクセスなど、良好な事業環境を背景に、炭素繊維一貫設備のほかにも、航空機やエネルギー関連産業などをターゲットとした先端材料の製造設備新設を検討している。