昭和電工·新井石化事業部長に聞く～有機化学品の収益を改善－C4以降の目的生産も視野に留分の高付加価値化を追求－

摘要

昭和電工は、中期経営計画「ペガサス」後半の2年間（2014～2015年）で石油化学事業の売上高と営業利益をそれぞれ200億円（2，700億円→2，900億円）、45億円（15億円→60億円）引き上げる方針。そのため、アセチチチェーンとアリルアルコールチェーンの収益改善、原料多様化、クラッカー副生留分の高付加価値化に取り組むとともに、大分コンビナート（大分市）に隣接するJX日鉱日石エネルギー·大分製油所との連携をさらに強化する構えだ。また、ALD（アセトアルデヒド）法ブタジエンに続く、次期開発テーマとして、C4以降の製品の目的生産を挙げる。1月6日付で石油化学事業部長兼オレフィン部長に就任した新井龍晴執行役員に今後の事業戦略について聞いた。