中国の金桐石化、LAB7.2万t設備の完成は来年1Qに延期

摘要

中国の合成洗剤原料メーカーである金桐石油化工が南京で建設を進めているLAB（リニアアルキルベンゼン）年産7万2,000トン設備は、来年第1四半期に完成する見通し。 当初は今年夏に稼働する予定だったが、年内の立ち上げは困難な状況となっている。 同社は、台湾の和益化学工業と中国の金陵石油化工の折半出資会社。 今回の建設は、中国のLAB需要が今後、年率4～5％増のペースで推移する公算が大きいため具体化したもので、これにより中国のLAB生産能力は52万2,000トンにアップする。