エチレン、2002年必要量は715万トンの見通し～前年比1．1％減少－下期は景気回復で内需下げ止まり／輸出は引き続き堅調推移－

摘要

経済産業省化学課がまとめたエチレンおよびポリオレフインの需要見通しによると、2002年トータルの必要量は715万トンと前年比1．1％の減少にとどまると予想されている。 上期実績は、定修プラント数の増加に伴う供給能力の低下などで前年同期を3．3％下回ったものの、下期は景気回復で内需が下げ止まるほか輸出が堅調に推移することから1．1％の増加に転じることが背景。 2002年のエチレン生産は当初、内需と輸出がともに減少することで700万トンを割り込む公算が大きかったが、輸出好調に内需回復が加わって引き続き700万トン台を維持する格好となる。