ストラタシス·ジャパン片山社長に聞く～3DPの現状と今後－樹脂の研究開発に注力／米国などで3D P製造業も開始－

摘要

3Dプリンター（3DP）は2011年に熱溶融積層法（FDM：Fused deposition modeling）の主要特許が失効し、多くのメーカーが参入、市場が急拡大している。一方、3DP最大手でFDMの元祖にあたる米ストラタシスは、1988年に事業を開始した当時からの3DP技術であるFDM方式に加え、2012年にはイスラエルのオブジェット（Objet）を買収し、PolyJet方式（インクジェット方式）の自社の3DPソリューションとした。2013年にはさらにFDMでデスクトップ型3DPを展開するメイカーボット（MakerBot）を買収するなど事業展開を進める。また、同社は3DPの材料開発にも注力しており、開発体制を強化しているほか、米国などで3DPを用いた製造業にも乗り出した。3DP市場動向とストラタシスの事業展開について、ストラタシス·ジャパンの片山浩晶社長に聞いた。