Technological Space Design Chap. 3ドイツにおけるガラス建築を見て

摘要

20世紀は鉄とガラスの世紀と言われているが、21世紀になってもその勢いが続いていることを、今回視察した多くのガラス建築で実感できた。 ドイツは環境先進国·技術大国として、日本にも最先端のガラス·エコ建築が紹介されている。 しかし出発前の私たちの中には、それらの情報を知識として持っていながらどうもしっくりとこない、その回答を自分なりに見つけることも視察団に参加した目的だったという人がいた。その疑問とは、ドイツの「建築·工業デザイン」には重厚なイメージがつきまとう。 ゴシック、表現主義、ベンツ、タイガー戦車...。 そこになぜ、これほど多くの「ガラス建築」が見られるようになったのか...。 その答えは後述するが、日本では見られない「不思議な風景」から得られたという。