炭酸ガス施用の司令塔、炭酸ガスコントローラー

摘要

本誌No.839などで取り上げているように、ハウス栽培においてトマトやイチゴ、なすといった農産物の収量増や品質向上に貢献するとして、光合成を促進する目的で能動的に炭酸ガスを供給する「炭酸ガス施用」が全国的に広まっている。炭酸ガス発生には液化炭酸ガスのほか、灯油やLPガスを燃料とするボイラーの排ガスを利用するケースがあり、液化炭酸ガスの場合はシリンダーやCEタンクで地元工業ガス企業が納入している。ユーザーの規模により異なるが、多いところでは月間のガス消費量がt単位となることもあり、新たな事業の柱と位置付けるガスディーラーも出てきている。