実務者のためのプラスチック精密成形用金型の展望（第38回）

摘要

金型プラスチック成形用金型にはプレスの絞り型，コイニング型や鍛造型のように成形部すなわち，キャビティ·コアに3次元曲面がしばしば用いられる．しかも，精密鋳造用金型のように，一般の金属加工用金型より，寸法精度と表面性状の点で厳しい注文をつけられることが多いのは，飽くなき転写性の要求があるからである．そして，プラスチック成形用金型のキャビティの場合には，曲面の溝の内部のかどにも，きちhとした小さな丸味が要求されることも少なくない．その小さな丸味の出来ばえは成形品表面の突出し部の小さな「かど」の丸味になって現われるからである．