新卒女性を積極採用し、社内改革に成功

摘要

二輪車のマフラーやフィルタ、ストレーナーなどパイプ形状部品の製造·加工を手がけるバラサワ（写真1）。1946年の創業で、顧客が要望するサイズや材質に対応するサプライヤーとしてオートバイのアフターパーツメーカーからの評価が高い。もともと日産自動車向けの自動車部品の製造を主力としていたが、日産リバイバルプランの影響で取引が減少、苦境に立たされたこともあった。しかし、現在は産業機械向け、半導体関連向け、装飾材向け（写真2）など取引する業界を拡大、多品種少量生産を徹底している。このように事業構造を転換できたのは、自動車部品づくりで培ってきた高い技術力もさることながら、社内改革に取り組hできたことにもよる。その象徴と言えるのが、大学新卒の定期採用と女性の活用だった。