プレス金型のトータルリードタイム短縮を実現する技術開発

摘要

プレス金型加工における従来の課題として、加工時間短縮と形状精度向上があげられる。これらに加え、機械性能の向上による加工の高速化や自動車のデザイン性向上による金型の高面品位化が重視されるようになっており、時代の変化によって金型加工に対する評価の目がより厳しくなっている。さらに日本をはじめ労働人口の減少が課題となっており、今まで作業者の技能に頼ってきた工程を機械で補う必要がある。金型製作においては機械加工での形状精度向上、高面品位化による磨き工程の軽減が該当する。このような需要が高まる金型製作において、トータルリードタイム短縮を実現する当社の技術開発について報告する。