ナノ表面構造化による高品位Mgプレス成形金型の長寿命化に関する研究開発

摘要

次世代の軽量化·高度化材料といわれるマグネシウム合金の加工法は、現在、主に鋳造法（テクソモールドとダイカスト）であるが、低い歩留りや低生産効率といった大きな問題がある。 これに代わる連続プレス成形技術は、表面欠陥のない品質の優れた製品を低コストで量産することを可能にし、中国などに模倣されない高度生産技術として、大いに期待される。 しかしながら、マグネシウムは本質的に難加工材であり、常温加工することはできない。 また、高温では活性なため、高速プレス成形時に表面焼付きや表面傷が形成されるなど、解決すべき問題があり、さらにプレス成形時の金型温度制御、順送金型のレイアウトなど、いくつかの課題が未解決である。