PPS樹脂、自動車分野で需要増、供給拡充進むクレハも国内外二拠点のデボトル増強で拡大推進

摘要

スーパーエンプラの一種であるポリフェニレンサルファイド（PPS）樹脂では、自動車分野での需要拡大が一段と本格化しており、市場成長に連動して国内メーカーも相次ぎ供給体制の拡充を進めている。〇一三年には東レが東海工場、DICが鹿島工場において各々年産五千t規模の増強を実施。さらに、東レは韓国で原料からの「貫生産拠点の構築を進めていることに加え、DICも中国でPPS樹脂コンパウンド専用工場の立ち上げを決定している。