五大エンプラ、アジア需要活発、各社フル稼働PC樹脂市況上昇、秋口以降の中国需要に注視

摘要

五大エンプラ　（PC、POM、PBT、PA、変性PPE）では、中国をはじめとしたアジア需要が非常に活発な状態にあり、各メーカーともフル稼働での生産を継続している。特に、中国市場では液晶テレビやパソコンなど電気·電子分野の引き合いが強く、PC樹脂の需要は景気後退以前の水準を上回る取引が見られているようだ。こうした中、二Q　（四-六月期）　はアジアのフェノールメーカーが相次ぎ定修を行ったこともあり、PC樹脂原料であるビスフェノールAがタイトポジションで推移。