機をつかhだ決断と身の丈経営の実践で次節に備える

摘要

当社は、国内に戸川（神奈川県秦野市）、豊橋（愛知県豊橋市）、薩摩（鹿児島県薩摩郡）の各プレス工場と金型設計製作·事務を行う本社（秦野市）の4拠点、海外にはタイ（JFB．Thailand．Co．，Ltd）とフィリピン（JFB TECH PHILIPPINES INC．）の2拠点、合わせて全6拠点でファインブランキング（FB）の仕事をさせていただいている（写真1）。基本的には海外の拠点向けも含め、すべての新規金型は本社で製作し、量産時の金型メンテナンスは現地工場で行う形をとっている。このたび、海外拠点設立の件について寄稿する機会をいただいたが、実はフィリピンは5人で共同出資してマニラでプレス加工を始めたのが原点で、後に2人が抜けてその分を私が肩代わりしたため、今では筆頭株主になっている。他の拠点とは少し事情が違うため、ここでは詳細を語ることは割愛させていただく。以下では、タイに進出したときの話を記すこととする。