特集高性能電池製造のための粉体技術 メデイアレス分散·乳化機「チー夕CPM」を用いた三元系正極スラリーの分散

摘要

近年、車載用リチウムイオン二次電池の研究開発が盛hに行われているが、航続距離や燃費、価格の観点から既存の二次電池よりもさらに高容量·高出力かつ軽量なものを安価に大量に作れる技術が求められている。活物質、導電助剤、バインダ一、溶媒を混合分散する工程にはバッチ式のプラネタリミキサーがよく用いられる。しかしながら、混練に長い時間を要することや構造が複雑で大型化に限界があることなどから、前述したような車載用二次電池スラリ一の大量生産には向かない。車載用二次電池の不良はリコールの原因になり、しかも十数個の電池を直列に繋げて使用することから不良品をいかになくすかはこれまで以上に重要となっている。