'即'硬化弾性を実現した接着剤「スーパーXGホワイト」

摘要

変成シリコーン系接着剤に代表されるゴム状弾性を有している弾性接着剤は、外部振動、衝撃ミサーマルショックを接着剤層で吸収することにより応力が集中しにくく、さまざまな材料（熱膨張係数の異なる材料）の変形に追従できる応力緩和機能を持つ。 さらには幅広い材料への接着性、力学的バランスおよび耐久性に優れた機能を持つことから、近年、弾性接着剤は接着剤の中でも注目を集めている。 しかしながら、常温硬化型の弾性接着剤は一般的に硬化が遅いものが多く、接着強度が発現するまで早いものでも10分以上の時間を要した。 連破化が要求される用途では瞬間接着剤やエポキシ系·アクリル系などの接着剤が使用されるケースが多い。 瞬間接着剤の欠点としては面塗布ができないことや接着厚みを薄くする必要があることなどが挙げられる。エポキシ系ヤアクリル系接着剤では、2液タイプであり混合が必要である。 また、これらの接着剤は弾性接着剤といえるほどの弾性はないため、衝撃やサーマルショックにより剥がれてしまう。 これまでにない、弾性接着剤でありながら遠硬化というニーズに対応したものが"即"硬化弾性接着剤「スーパーXGホワイト」である。