「一歩一歩泥臭く前に進む」

摘要

「今年の初めはボラティリティの高い1年になると言われていた。ところが、米国はトランプ政権誕生後も、欧州はプレグジッド決定後も経済は順調に推移した。そして中国も共産党大会開催を踏まえた対応で順調、日本国内も人手不足に悩まされながらも安気を維持した。こうした環境を踏まえながら私共も上期業績において連結経常利益171億円という結果を残すことが出来た。これは過去最高水準だ。昨年は繊維と食品部門に利益面で支えられた部分が大きかったが、今上期は逆になった。鉄鋼、産機インフラ、繊維、食品の4つの部門でバランス良く稼ぐことが出来るようになった」。11月30日の記者懇談会の席で、樋渡健治社長（写真）はこう語った。