(13754)ジリ安に歯止めかからず

摘要

スクラップが再び3万円割れとなり、電炉品種は下げ止まらない。OSAの6月販売は稼働日の増加から数量が微増に転じたものの、日当たり販売数量は減少に歯止めがかからなかった。品種によって多少、色あいは異なるが、マーケットの停滞感は変わらず、地方筋の指値は厳しさを増している。一方、薄板類は、CSCが8－10月積み5千－7千円の値上げを発表。ボスコも5千円債上げのスタンスで、コイルセンターには困惑の色が広がっている。日本高炉の7月からの1万円億上げに一定の歩調を合わせた格好だが、ホット、酸洗鋼板は東京製鉄や中国ミルの動向が鍵で、模様眺め商状。需要後退から実勢は高値が解消している。