日清オイリオG·鈴鹿市·鈴鹿医療科学大学が産学官連携中鎖脂肪酸と地場食材使い健康寿命延伸の可能性追求

摘要

日清オイリオグループと三重県鈴鹿市，鈴鹿医療科学大学は2月22日，鈴鹿サーキットホテルS-PLAZAで共同記者発表会を開き，健康寿命延伸に向けた産学官連携協力に関する協定について明らかにするとともに，同協定の調印式を行った。会見でははじめに末松則子鈴鹿市長が「鈴鹿市は鈴鹿山脈と伊勢湾に囲まれ，自然環境の豊かな都市であり，古くから農業·漁業が盛hに行われている一方で，本田技研工業を中心に自動車関連産業の集積が進み，モノづくりの町として発展してきた。しかし，都市間競争が今後激しくなることが予想される中，持続して町づくりを進めていくためには地域経済の活性化が不可欠であり，日々そのことを考えている中，日清オイリオグループの今村社長が鈴鹿市出身であることを知り，昨年夏，鈴鹿市が元気な町として持続的に発展していくために，一緒に何かできないだろうかと，私自ら今村社長を訪ねたところがスタートである。今村社長から，生まれ育った鈴鹿市に対し何かできることばないか，鈴鹿市の地域振興に協力したいとの嬉しい言葉を頂き，日清オイリオグループのココナッツオイルの成分で高齢者の低栄養素対策としてのエネルギー補給や認知症の予防改善効果が期待される注目素材である中鎖脂肪酸を活用した商品を使って，鈴鹿市の未来をつくる取り組みを一緒に進めようとなった。早速鈴鹿に戻り，鈴鹿医療科学大学に協力の話をさせて頂いたところ，中東准教授がこの中鎖脂肪酸を活用し，その研究のトップランナーである日清オイリオグループと介護用食品の商品開発に以前から取り組まれている縁もあり，この半年間，3者は実りある事業の実現に向けて進めてきた」と産学官提携に至る経緯を語った。